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Wi-Fiとは何か?

Wi-Fiとは?

Wi-Fiの正式名称はWireless Fidelity(ワイヤレス・フィデリティ)と言います。直訳すると無線忠実性。ネットワーク用語っぽくするとワイヤレス端末同士の相互接続を保証すると言った意味です。

要するに端末同士を無線で繋ぐための規格という意味です。読み方はウィーフィーではなく「ワイファイ」です。

Wi-Fiには5とか6など通信規格があり、各地での通信速度の平均値を見ると2024年7月時点の主流はまだまだWi-Fi5のようです。現在ユーザーの多くは続々とWi-Fi6に移行中です。

ちなみにiPhone SE(第2世代)からはWi-Fi6に対応しているのですが、ルーターが古いパターンが多いようで、ルーターを買い換えたタイミングでWi-Fi6に移行する方が多いようです。

逆にWi-Fi7は新し過ぎてルーターだけが対応していて端末機器が対応できていないような状況です。

Wi-Fiの移り変わり
世代 呼称 規格 最大通信速度 周波数(GHz帯)
第7世代
(2024年)
Wi-Fi7 IEEE 802.11be 36Gbps 2.4GHz/5GHz/6GHz
第6世代
(2022年)
Wi-Fi6E IEEE 802.11ax 9.6Gbps 6GHz
第6世代
(2019年)
Wi-Fi6 9.6Gbps 2.4GHz/5GHz
第5世代
(2013年)
Wi-Fi5 IEEE 802.11ac 6.9Gbps 5GHz
第4世代
(2009年)
Wi-Fi4 IEEE 802.11n 600Mbps 2.4GHz/5GHz
第3世代
(2003年)
- IEEE 802.11g 54Mbps 2.4GHz
第2世代
(1999年)
- IEEE 802.11a 54Mbps 5GHz
- IEEE 802.11b 11Mbps 2.4GHz
第1世代
(1997年)
- IEEE 802.11 2Mbps 2.4GHz

Wi-Fiとインターネットは同じ意味ですか?

インターネットはネットワーク全体の総称です。 WAN(Wide Area Network)とも言います。ネット回線の先に特定の人達だけが接続することができるネットワークLAN(Local Area Netwaork)があります。 会社だけなら社内LAN、家庭内だけなら家庭内LANと呼びます。

ですのでインターネットとWi-Fiは別物です。Wi-Fiで接続したLANの先にインターネットが広がっているという解釈が正しいでしょう。

このLANに無線で接続された物を「無線LAN(Wi-Fi)」、有線で接続されたものを「有線LAN」と呼びます。

紛らわしいので以下より無線LANはWi-Fiと呼びます。

有線LANとWi-Fiはどちらが良いのか?

どちらが良いかはインターネットを何に利用するかで決まると思います。

ざっくり言うと、高速で途切れて欲しくない場合は有線LAN、途切れたり遅くなってもそれほど困らないのならWi-Fiだと思います。

その理由を以下で解説いたします。

まず有線LANのメリットは電波を干渉しないので通信速度が速いというメリットがあります。また、遅延も少ない事から一刻一秒を争うネットゲーム等は有線LANで接続した方が遅延バグなどは極限まで抑えられます。

有線LANのデメリットは何と言っても配線類の見栄えが悪く邪魔であるといった点ではないでしょうか?最近は細いタイプのLANケーブル断線しにくいLANケーブル等も販売されていますが部屋と部屋をまたぐ場合などはドアが閉められなくなったりの弊害が生じます。

Wi-Fiのメリットは何と言っても配線が無いことです。配線が無くなることで見た目がすっきりするだけでなく端末の移動が容易になります。また断線トラブルといった事象も無くなります。

Wi-Fiのデメリットは遮蔽物や他の電波を発する機器によって干渉を受ける時があるということでしょう。例えば木製のドアは干渉を受けにくいですが、金属製やコンクリートの壁は電波が弱まります。また、電子レンジが発する電磁波などもWi-Fiに干渉して一時的にネットワークが切断されたりすることもあります。

Wi-Fiの5GHzと2.4GHzって何?

ルーターの背面を見るとWi-Fiには接続先が2種類あり「5GHz」と「2.4GHz」と書いてあると思います。実はこの2つ、繋いだ時の回線速度が全く異なります。

5GHzの最大速度は約9.6Gbpsで、2.4GHzの最大速度は約54Mbpsですから、ザックリ言うと5GHzの方が2.4GHzよりも127倍も速いという計算になります。

だったら全部5GHzに繋いでしまえばいいのでは?と思うかもも知れませんが、接続する端末が5GHzに対応していないと接続できません

スマートフォンを接続しようとした際にWi-Fiの接続先に表示されなければ5Ghzに対応できていない端末ということになります。

5GHz(IEEE 802.11ac)・・・直線的な電波ゆえに壁など障がいがあると弱い。同一部屋で使用する場合などに最適。

2.4GHz(IEEE 802.11g)・・・ある程度障壁などあっても繋がるので別の部屋などで使用する場合などに最適。

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フリーWi-Fiって何だ?

よく道を歩いてると外国人に「フリーWi-Fiはアリマセンカ?」と聞かれる事があると思います。(ないかw)

外国ではフリーWi-Fiが普及しており、外出先でも気軽にインターネットに接続できる環境が整っています。日本でも最近はカフェや公共施設でフリーWi-Fiを提供する所が増えてきました。

読んで字のごとくフリー(無料)なので、そのWi-Fiに接続すれば課金されることなくインターネットに接続することができるわけです。

日本だとWi-Fiの無い場所では4Gや5Gといった電話会社の提供する通信回路を利用してインターネットに接続してますが、そのほとんどが従量制で「60GBまで月額○○円」みたいな売り方をしてると思います。

このフリーWi-Fiが「安全に」町中で普及すると電話回線を経由してインターネットを見る機会も減って料金プランも今よりもっと安くなる可能性がありまるんですけどね。

フリーWi-Fiは危険なのか?

結論から言うと危険です。なぜなら接続したルーターにどんなプログラムが仕込まれているか判らないからです。

セキュリティの甘いLANやWi-Fiルーターに接続すれば端末の色んな情報を得ることができますし、場合によっては遠隔操作で端末を操作する技術もあります。

たまにニュースでも偽のフリーWi-Fiを使って個人情報を盗んで逮捕!とか見ますよね?

ですのでよほど信用がおけるフリーWi-Fi以外にはホイホイと接続しない方が良いと思います。

Wi-Fiのセキュリティー対策

まずどんなWi-Fiに繋いでも安心なように端末にはセキュリティソフトをインストールしておいた方が良いと思います。特にスマートフォンが無防備な状態の方が多いので、例えばノートン360なら年額4,980円で端末2台までインストールできるのでノートパソコンとスマホの2台に入れておけば安心ですよね。

そのうえでWi-Fi接続にはいくつかの暗号形式がありますので覚えておきましょう。簡単に言うと、通信内容を暗号化してハッキングしにくくする技術です。

Wi-Fiの暗号化方式
暗号化 内容 強度
WEP 昔の標準。速度低下はないけどそんなに強固ではないので。 弱い
TKIP ソフトウェアで処理するので15%程度の速度低下がある。 普通
AES ハードウェア処理なので速度低下が少ない。 強い
WPA/WPA2-PSK 最も強固なセキュリティーだが対応してない端末も多い。 強力

現在の主流はAES方式です。WPA2-PSKあたりに繋ぐとセキュリティはかなり強化されますがプリンター等周辺機器が古いと不具合を起こします。最新のスマホなら問題なく繋がると思います。

ニンテンドー3DS等をやっていた方には暗号化方式は見たことあるかもしれませんね。ちなみに最新の Switchは「WPA3」や「WPA、WPA2(TKIP)」に対応していないため、Wi-Fi接続する時は(WPA2(AES)の無線アクセスポイントに接続する必要があります。

レンタルWi-Fiって何だ?

テザリングがあるのになぜレンタルする必要が?と思っている方も多いと思います。

実はテザリングは通信速度に制限がかかることがあるので回線速度が遅いときが頻繁にあります。

私も当初はテザリングを使って執筆活動をしていましたが、あまりの遅さに嫌気がさして途中でレンタルWi-Fiを借りました。

地方や古い旅館、キャンプ場などはネット回線がない場合もあります。旅行先でスマホやゲーム端末、ノートパソコンなど同時に繋いでも快適で過ごしたい!そんな時に活躍するのがレンタルWi-Fiです。

多くの場合、固定料金で無制限でつなぎ放題なので動画など大容量コンテンツも安心して見ることができます

申込みをすると郵送で届けてくれて、返却も郵便ポストなどから返却できるのでたいへん便利です。2~3泊以上の旅行でガンガンネットに繋ぎたい方などには本当にお勧めです。

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