Wi-Fiが遅い原因と電波強度を飛躍的に上げる方法
さぁネットを観まくろう♪と思ったらページがなかなか開かなくてイライラする事ありますよね。これは「ネット回線が重い」か「サーバが重い」のどちらかが原因な事がほとんどです。
サーバが重いのはこちらでは解決のしようがありませんが、ネット回線が重いのはもしかしたら解決できるかもしれないので挑戦してみる価値はありますのでご参考ください。
2024年08月14日
Wi-Fiの電波強度を測定してみよう
先ずはネット回線のスピードテスト行ってWi-Fiの電波強度がどれくらいあるのか測定しましょう。電波強度が高いのに表示が重いという時はサーバが混雑してるということになります。
最も簡単な方法はGoogle Chromeを使ったスピードテストです。Chromeをインストールして検索窓に「スピードテスト」と入力すると、Chromeが提供しているスピードテストを無料で利用できます。
測定結果にはダウンロードとアップロードがあります。ダウンロードはWEBサイトを閲覧する速度で、アップロードは入力した情報を送信するときの速度ですから「サクサク見えるかどうか?」の場合はダウンロードを重視します。数値の目安は以下の通りです。
ダウンロード速度 | 備考 |
---|---|
30Mbps~ | 表示は超高速。オンラインゲームも快適にできる速さです。 |
11Mbps~ | 動画はサクサク閲覧できます。オンラインゲームもできる速さです。 |
4~10Mbps | 動画はなんとか閲覧できますが、オンラインゲームでは不安定な状態になります。 |
1~3Mbps | テキスト形式のページなら問題なく閲覧できますが動画は重くて開けない時も出てきます。阿部寛さんのHPは快適に観られます。 |
専用アプリでスピードテストもできます
パソコン周辺機器でお馴染みのメーカー「IOデータ」さんが無償提供している専用アプリ「Wi-Fiミレル」を使ってインターネット速度の計測をすることもできます。これ視認性が高くてお勧めです。ご自宅の間取りを認識させるとどの場所が電波が強くて、どこが弱いかなどヒートマップという機能で判断できます。
Wi-Fi速度とインターネット速度の違いって何だ?
と思った方もいらっしゃると思いますが、インターネット速度というのは有線回線でのネット速度で、Wi-Fi速度は無線経由のネット速度です。
あれ?無線の方が速いの?と気づいた方もいらっしゃると思いますが、実はWi-Fi6やWi-Fi6E等は有線で繋ぐより高速の場合があります。ただしWi-Fi=無線ですので不安定なことには代わりありません。
未だに「FPSは有線じゃないとラグが凄くてね」なんて言ってる人は是非無線も試してみてください。
障害物や遮蔽物を取り除いてみよう
Wi-Fiの電波は襖や木製の扉などは貫通しますが、コンクリートや鉄製の扉などは貫通できません。また、管通じには電波が弱まり、反射した電波はそれほど強くはありません。
2.4GHz帯は障害物に強く、比較的遠くまで届きますが、5GHz帯は遠くまで電波は届きません。5GHz帯の電波は届いて2つ隣の部屋くらいまでで、強度は半減してしまいます。
アルミホイルでWi-Fi強度は上がるのか?
Wi-Fiの電波はルーターを中心に360度球体状に放射されています。金属に対しては若干反射しますが、ルーターの背面にアルミホイル等で作成した反射板を設置してもアルミホイルは薄いので電波のほとんどは通過してしまいます。
弊社が行った身の回りにある物で試した実験では、最も反射率が高そうに感じたのはフライパンでした。といっても微妙です。電波は放射状ですので直径30cm程度の鉄板に当たったくらいでは乱反射して壁に吸収されてしまいます。中華鍋だとパラボナアンテナのような感じで電波を集積できますから強度は上がりますが、角度を調整して固定する面倒くささを考えたら素直にルーターの近くに寄った方が早いです。
中継器を使って電波強度を上げよう
大元のルーターを最新の物に買い換えることができず、遠くの場所にある端末に対してWi-Fiの強度を電波強度を上げたい時は中継器を使うのがベストです。中継器を使うと、ルーター本体から発信された電波を拾ってそのままの力で中継してくれます。
中継器の価格は新品でも3,000円前後で売ってますし、メルカリなら1,500円とかで売ってます。
通信料などはかかりませんし、コンセントに指してボタンを押すだけで簡単に設定できますので、木造戸建て2階の子供部屋に設置しておけばオンライン学習もネトゲも爆速です。
できればルーター本体がBuffaloなら中継器もBuffaloなど揃えましょう。設定が楽です
メッシュWi-Fiという手もあります
中継器より一歩進んだWi-Fiの接続方法に「メッシュ」というものがあります。これはメッシュ機能を内蔵したルーターやエージェント(中継器)を接続しておくと、電波の強弱に合わせて各エージェントが考えてネット電波を最善な状況に保つ仕組みです。
このメッシュ機能は2010年から搭載されていますので、ルーターを買い換えた際に使わなくなったルーターをエージェントとして使用することもできます。この事を知らずに使わないからとメルカリ等2000円くらいで古いルーターを売ってる方が多いのでチャンスですね。
他社製品でも繋がる規格 Wi-Fi Easy Mesh™
一昔前までメッシュ機能はメーカー各社が独自に開発してましたので、同一メーカー同士でないと接続できませんでしたが、最近ようやく他社同士のルーターでも共有できる標準規格の「Wi-Fi Eazy Mesh™」というものができましたので繋がりやすくなりました。
筆者の意見
最近のWi-Fiルーターって高性能なので2階建ての木造戸建てとかだったら家の中心に置いておけば隅々まで電波届くんですよね。厳しいのは鉄筋コンクリート製の一戸建です。はじめしゃちょーもこれで苦戦してましたよね。おそらく各部屋にメッシュを置いたのではないでしょうか?
3LDKのマンションであれば小型のルーターでも結構届きますが、ドアを閉めてしまうと2.4GHzでも2部屋くらいまでが限界です。 こうなるとメッシュ化するか中継器入れないと電波は届かないでしょう。ドアが少しでも空いてれば結構届きます。
皆さんのWi-Fi電波強度が上がりますように願ってます。