電話が話し中なのにコール音が鳴りっぱなしになってしまう原因と解決方法
ある日お店に用事があって電話をかけたら、ずっとコール音が鳴っているのに誰も出ないことが何度かあったので従業員に「すぐ出るように」と注意をしました。倉庫にでも行っていたのかなと思い、携帯電話に転送してから行くようにしてくださいとそれほど気に留めていませんでした。
それからしばらくしてお客様から本社にクレームがあり、「おたくのお店は電話が鳴っているのに誰も出ない!どういう教育をしているのだ」という内容でした。従業員は3コールまでに出るように教育が徹底されており、ちゃんと出てるのも現場で見ていた私はとても驚いてしまいました。
何やらおかしいな?と思いお店に行って実証実験をしてみると意外な事実が判明します。
なんと、受話器をあげて通話しているのにも関わらず、こちらから電話をかけるとずっとコール音が鳴り続けていました。これは大問題だなと考え、原因と対策を練ることを始めました。
原因はひかり電話の「複数チャンネル」オプションでした
あれこれ調査した結果、どうやら原因は「複数チャンネル」ということが判りました。複数チャンネルというのはひかり電話のオプションで、同じ電話番号でも同時に2通話できるというものです。主にオフィスで使われているオプションで、一般家庭ではほとんど設定しません。
うちのお店名義が法人だったので、申込の際にNTTの方が気を利かせてお勧めしてきたのを、よく知らないで「YES」と答えてしまった為にずっとそのままだったようです。数年経って気づくとは本当に経営者として恥ずかしい限りです。
解決方法は電話1本
さっそくNTTに電話して複数チャンネルの解除をお願いしました。特に工事などは必要無く、平日であれば当日中に解除でき、月額220円は日割り計算で精算されます。
解除後にもう一度テストをしてみたところ、今度はちゃんと通話中になります。通話中なのも機会損失ですが、コール音が鳴りっぱなしで失礼をかけるよりは全然良いかと思います。ホッとしました
もしもお客様から「電話かけてるのに全然出ないわね」と言われたら、複数チャンネルを契約していないか確認してみてください。皆様の参考になれば幸いです。