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Googleのページランクは活きている!

ページランクとはなんぞや?

かつてホームページの検索順位を決定していたのはページランク(PageRank)というものでした。これはGoogle創業者のラリーページ氏が開発したランキングシステムで、コンテンツの内容や被リンクの数・質など、数十におよぶアルゴリズム(要素)を加味してページに0~10までのランクを付け、その指標を元に検索順位の結果に反映していたものです。

例えばYahoo!のトップページなどは当時のページランクは8でした。ここからリンクを受けてる一階層下のページなどは7や6といった高ページランクで、県庁クラウスは6、大きな企業や市役所関連などは5くらいが最高値で、中小企業はほとんどが4か3でした。日本屈指の人気サイトでページランク5くらいあると被リンクのお願いが凄かったのを覚えています。なぜならこうした高ページランクからリンクされるとそのページのページランクも上がる可能性が高かったらです。

要するに、信用が高くて人気のあるページはランクが高くで、そこからリンクされてるページもその影響を受けると言うことです。大企業の社長から紹介を受けたら平社員も信用が高まる!そんな感じです。

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ページランクが廃止になった理由

ということでそこに目を付けた悪徳業者達が、高ページランクのついたサイトやドメインを売買するようになり、それが原因で2013年にGoogleはページランクの更新を中止すると発表しました。それまで年3回更新されていたページランクでしたが、2013年12月を最後に更新されなくなり、以後、ページランクは2016年下旬まで表示されていましたが現在はGoogleツールバーからも表示されなくなっています。Googleのこの施策によって悪徳売買業者は壊滅しました。

見えないだけで実は活かされているかもしれない・・・

もうこれは完全に憶測でしかありませんが、ページランクは目視こそできなくなりましたが、昔からホームページを作って公開している自分の感覚から察知すると実は裏で見えないように活きてるような気がします。かつて数十程度だったアルゴリズムは数百規模になり、被リンク重視からコンテンツありきに変更になって活きてるように感じます。

というのもコンテンツ重視だったら個人のブロガーなどがもの凄いコンテンツ量で情報公開していたりするのですが、同じような内容で少量コンテンツでも大きな企業が書いたページがあっという間に上位掲載されていたりするからです。ページランク1~3レベルの被リンク10本は、ページランク5の被リンク1本には勝てないくらいの力量差がありますから。そうやって考えるとフリーブログやまとめサイトが検索結果の上位に上がれない理由などいろんな謎も解けてきます。

ページランクを上げるにはどうしたらよいか?

今どうなっているか正確なことは不明ですが、Googleのかつての傾向や、現在上がってるページの状況から推測するとこんな感じのページが上位表示されているのではないかな?と思います。

  • クエリーに対しての回答コンテンツが充実しているページ
  • モバイルファーストの正しいHTMLで記述されているページ
  • オーソリティーページからリンクされているページ
  • 責任所在が明確で、違法性のないページ
  • SSL導入などセキュリティー対策のしっかりしているページ
  • 被リンクが多くて、発リンクが少ないページ

2017年現在、何はともあれコンテンツありきです。アルゴリズムの精度が飛躍的に上がったため、そのページがどんな回答を持っているかは瞬時に判断することができます。検索クエリーに対しての明確な回答が掲載されているかどうか?が重要要素になりますので、そもそものコンテンツ量が乏しいと抽出対象にすらなりません。

モバイルファーストは2015年から本格的に導入された要素です。今やスマホからの検索と閲覧が70%を越えてますので、スマホで見やすいページを優先的に表示するのは当然でしょう。

オーソリティーというのは権威を持ったページと言うことです。既にページランクが5以上のページを指します。例えば特定のジャンルで大人気で皆が見てるようなページや芸能人のブログなどです。公的な機関もオーソリティーになります。

著作者が誰で、連絡ができるのかとか、違法な行為を助長するようなコンテンツが掲載されていないことはコンテンツの品質として重要な要素になっています。

SSL導入サイトの優位性は2017年3月頃から本格的になってきました。サイトの乗っ取りが頻繁になってきた現代においては今後SSL導入が一般的になってゆくでしょう。

被リンクが多ければ多いほど良いわけでは無く、品質の高いサイト(すなわちページランクの高いページ)からの被リンクをたくさんもらうことが自ページのページランクを上げることに繋がります。そして可能な限り発リンクを少なくすることが自ページの価値保存に繋がると思われます。ですので相互リンクというのはさほど効力を持たないことになります。

まとめ

ということで「ページランクは活きている!」と思って作業をするとあれこれ合点がいって楽になりませんか?今までむやみやたらに被リンクを受けていたものを止めて、本当に価値のある上質のサイトとのみお付き合いをすることで自サイトの価値も上がるわけですから時間も労力も節約して、なおかつ検索結果の上位に表示されやすくなります。見えない指標を元にサイトを制作するのは大変ですが、逆に考えると正しいことを行っていれば自然にページランクは上がってくると考えるべきかと思います。無駄なフリーブログなどは止めて濃厚なコンテンツ作りに励みましょう!