ノートパソコンの寿命ってどれくらい?
僕のノートパソコン歴は約20年で、現在使用中のもので6台目くらいになります。ノートパソコンってどれくらい使えるのか?とか、買い替えのタイミングは?など解らない方も多いと思いますのでお答えしましょう。これからノートパソコンを買おう!と思ってる方や、買い替えで迷ってる方にはお勧めの記事ですよ~。
20年前のノートパソコンは今のスマホの1/100以下のスペックで25万くらい
自宅ではデスクトップを使用していたのですが、当時勤めていたYahoo!が社内で配布していたのがIBMのThinkPadでしたので自然とそれを使うようになりました。A4サイズで懐かしいウルトラベースシステム採用で、持ち運ぶときはベースから切り離して持ち歩ける優れものでしたね。 当時の最新スペックでCPUはPentiumⅡだったと思うけど、1台25万くらいしたんですよ。そんなのがあちこちに山積みになってるんですから「お金持ち名会社だな~」と思うに決まってるw。でも現在(2017年)のスマホに比べて1/100のスペックという・・・恐ろしいですね時代の進歩って。
ハードの耐久性に問題があった時代
Yahoo!から独立した当時、A4ノートパソコンをもう一台購入しようと思いましたがIBMがLenovoに買収されたのをきっかけに日本製のノートパソコンに買い替える事にしました。SONYとか富士通とかいろいろありましたが、パソコン仲間から評判が良かったマウスコンピューターで買う事にしました。
このノートパソコンは最初の2年間HDDで使用して、その後SSDに換装して結局3年ほど使いました。HDDだと発熱がひどく、夏の冷却対策が面倒臭くなってしまいSSDに換装です。
その後かなり快適でしたが、開閉部分の様子がおかしくなり配線が飛び出てきてしまい3年目についにポンコツ認定。システム自体は問題ありませんが、ノートパソコンの耐久性が追いついていないのがちょうどこの頃の課題なわけです。
この後「ノートパソコンブーム」が訪れ、あちこちでノートパソコンを広げて作業をするというスタイルが定着します。いわゆるノマドやSOHOワークなのですが、これに各メーカーが反応してノートパソコンの耐久性を飛躍的に向上させます。それに伴い従来のHDDタイプからSSDタイプへの移行が一気に加速し始めました。
HDDタイプのノートパソコンの寿命は約5年だ!
2015年くらいから市販のノートパソコンにもSSD搭載のものが増えてきましたが、それ以前のノートパソコンはカリカリ書き込むHDDタイプでした。カリカリ書き込むタイプは振動に弱く、発熱によって周辺電子部品の損傷も激しいので3年使ったら引退させて、予備機として2年ほど使って約5年で寿命という使い方がプロの間では主流になりました。
突然のHDDクラッシュはデータが全て吹っ飛びますので本当に恐怖でした。空気のきれいな自宅で丁寧に使っていればHDDタイプでも5年以上もちますが、結露やタバコの煙のすごい部屋とか、しょっちゅう持ち歩いてる人は2~3年である日突然ハードディスクがクラッシュします。ちなみに僕はフェリーに乗ってるときにノートパソコンやったら振動でクラッシュしました。
SSDタイプのノートパソコンの寿命は未知数
なんせSSDが主流になってきたのが2015年頃ですから10年持つかどうかといったデータが無いのです。ただ2013年にHDD→SSDに換装したノートパソコンはその後もクラッシュすることなく快適に使え、廃棄前にSSDの寿命を調べてみましたが10年は大丈夫という診断結果が出てました。当時SSDは寿命が短いと言われてましたが実際はそんなことはなく、動画とかを毎日大量に書き込みしてなければ10年くらいは余裕で持ちます。
でもでも・・・
ノートパソコンの寿命は長いけど3年で買い替える理由
ノートパソコン自体の寿命は飛躍的に伸びているので、よほど無茶しない限り機械としては10年くらいは余裕で使えるのですが、システムのアップグレードやパーツの進歩が早いので2~3年で買い換えた方が断然お得になります。Windowsなどは3年に1回バージョンアップしてますが、古いパーツに最新システムをインストールして使うのはバブル世代にマインクラフトやらせるくらい厳しいものがあります。という理由で買い替えをお勧めします。
2009年 Windows 7リリース
↓ 3年後
2012年 Windows 8リリース
↓ 3年後
2015年 Windows 10リリース
ノートパソコンを買い替えるタイミングはリリースから3ヶ月後
システムのアップグレードから3ヶ月ぐらいはシステムの脆弱性が見つかったり、周辺機器のドライバが間に合わなかったりするので新しいOSリリースから3ヶ月くらい待ってから購入した方が良いでしょう。その頃には落ち着いて安心して利用できます。ですので電器屋さんの「新発売セール!」には釣られない方が良いと思います。少し落ち着いて、プリンターや関連ソフトなどのパッケージに新しいOS対応と書かれるようになってからが買い時です。
ノートパソコンにかけるお金は10万以下がベスト
一般的な人はネット閲覧とメールくらいでしょうからそれほど高速処理も必要無いので5万くらいのノートパソコンでもサクサク動きます。それこそExcelやWordといったOfficeが必要なければWindows10でも35000円程度で買えるノートパソコンもあります。安かろう悪かろうのイメージがありますが、実はこれくらいでも5年前のノートパソコンより10倍くらい快適です。
さすがに動画を編集したりイラストレーターやフォトショップといったプロ御用達のソフト(アプリ)を使用するのであれば、CPUやメモリ、ディスプレイやグラボなどにもこだわる必要があるので10万円くらいはします。ですが超ハイスペックなプロモデルでも20万止まりですからこのあたりを相場として選ぶと良いと思います。
17年前にはPentiumⅡ、メモリ64MBという今では動画再生すら固まってしまいそうなロースペックでも25万くらいしましたからね、当時の自分からすると今はフェラーリが10万円で売ってるくらいの驚きですからポンポン買い替えても損はないです。昔の人はパソコン=家電と同じ扱いだったので、一度買ったら10年は使う!みたいな固定概念がありましたが、パソコンは時代と共に進化してゆく消耗品ですから安く買って買い替えてゆくのが正解です。
まとめ
ノートパソコンの寿命は5年と考え、3年使ったら買い替えて予備機とするか誰かに譲って神になろう!
コンテンツはここまで