Facebookの友だちを増やし過ぎるのは危険である理由
Facebookをはじめた当初、友達数を増やそうと夢中になっていた時期がありました。名刺交換をしただけの人、取引先、飲み会で知り合った人、友達に紹介された友達などなど・・・手当たり次第に友達にしていると、あっという間に150人くらいまではいきます。さらに増やそうと思えば200~300人くらいはいくと思いました。
ある日サーフィンをして海から上がったら知らない人に挨拶されました「いつもFacebook見てますよ」って・・・途中で「これは非常に怖いことかも?」と思いました。自分が何かを投稿すれば、それだけ多くの「浅い友達」に個人情報を垂れ流してしまいます。家族構成や毎日の予定、趣味趣向などなど・・・文章を読み取ればこちらの心理も丸見えになってしまいます。
そんな友達の1人が友達数が500人になったところで突然ネットワークビジネスのお誘いをはじめました。それまでは「いい人なのかな?」と思っていたので、この時初めて「彼の本当の目的」が分かって軽くショックを受けました。結局、大勢に総スカンを食らって無視されていましたが、友達数をやたら増やしている人の中にはこういう宣伝目的の人が多いのも事実だと思います。
利用価値の高い人間は爆発的に友達申請が届く
ある友人が平社員から子会社の社長になった途端、あっという間に友達数が300人→500人→800人というふうに増えていったそうです。決まって届くのは「お世話になっています」や「応援しています」といった友達申請だそうです。経営者として断ることもできず片っ端から登録していたらあっという間にそんな数字になってしまったそうです。結局その社長は、自分の投稿が与える影響力が怖くなってしまい、何も投稿できなくなってしまったそうです。個人的なアカウントはこの時点でThe endとなりました。このことから、見方を変えれば友達の数はあなたを利用しようとしている数に等しいとも言えるのではないでしょうか?
家族以外は「必要性」と「共感」でしか繋がらないものである
SNSの友達の大半はあなたに「共感」して繋がっています。同じ趣味を通じて、同じ価値観として・・・でもこれは少数派です。実際のところ、本当の友達というのはどんな人も30人程度と言われています。ちょっと多趣味な人でも50人程度でしょう。家族や本当の友達は「必要性」と「共感」を心の深い部分でお互い求め合っていますので何の利害関係もありません。
SNSに潜む友だちの輪の中には「必要性」で繋がっている人の方が多いのも事実です。ビジネスで利用しようとしているのか、誰かを紹介してもらいたいのか?もしかするとなたが持ってるネットワークの広さが理由かも知れません。詳細な理由は分かりませんが、何らかの必要性があってあなたに近づいている可能性が極めて高いのです。
こうした一方的な繋がりを求められている状態というのは自分の時間やお金を浪費させ、心を疲弊させます。実際、Facebookを辞めた人の多くは「時間に余裕が生まれた」、「経済的に節約できるようになった」などと言います。もしかするとあなたの生活が困窮しているのは「どうでもいい友達」が多すぎるのが理由かもしれませんよ?
さぁ、あなたはこれを読んでどうされますか?