家賃支援給付金の申請方法のコツ

家賃支援給付金

コロナの影響を受けて弊社も1ヶ月だけ売上が50%を切ってしまいました。世間が緊急事態宣言を受けて自粛期間中ということもあり、予約のキャンセルが相次いだので、従業員の安全確保も考慮して思い切って半月ほど休業にしたためです。

その判断がたまたま5月だったので、今回の家賃支援給付金の対象月になり、申請することができたのですが、WEBに詳しい僕ですら四苦八苦して反日くらいかかりましたから、パソコンなどが苦手な経営者の方々などは苦労してるだろうなーと思いました。

登録から申請の最初の段階まではWEBに沿って記入していけば比較的スムースに進むのですが、何せ入力項目が多過ぎる!どんだけ聞くんだよ!というレベル。ま~確かに何十万も支払うので慎重さは必要ですけどこれではホントに・・・。

スマホよりパソコン使った方が10倍楽です

今は何でもスマホでできますが、この申請に関してはパソコンで作業した方がはるかに楽です。そしてPDF化の作業には有料でもアドビのAcrobat Proなどがあった方が良いです(無料のお試し期間もあります)。何でも無料でやろうとすると時間と手間が何倍にも膨らみます。さっさと終わらせるために最小限の投資は惜しまない事をお勧めします。

申請前の準備が超重要!

中小企業庁の公式ページを見ると準備する書類というページがありますので、ここに記載されている書類を一式揃えるのですが、ちゃんと準備したのに申請してる途中で足りない項目が一点出てきてかなり焦りました。

それは、賃貸契約書の写し、準備する書類についての中に以下のような記載があるのですが、

①賃貸借契約であることが確認できる箇所に印をつける
②土地・建物の契約であることが確認できる箇所に印をつける
③押印されていることを確認する。ただし署名があれば押印は不要
④賃貸人(かしぬし)が現在の賃貸人(かしぬし)と同じであることを確認する
⑤賃借人(かりぬし)が申請者ご自身の名義であることを確認する
⑥対象となる土地・建物の住所がわかる箇所に印をつける
⑦2020年3月31日時点と申請日時点の両方で有効な契約であることを確認する
⑧申請する該当費用(賃料、共益費・管理費)に印をつける

実際に申請していくと、なぜかこれ以外に「他社に転貸することが禁止されている条項が載っているページ」の提出も求められます。

賃貸契約書は大抵の場合数ページに渡ってますので、スキャンしたりして1つのPDFにまとめてる方などは1から作り直しになります。なので、

⑨他社に転貸をすることが禁止されている条項が載っているページ

も一緒にまとめておくことをお勧めします。

スキャナが無い時はスマホで撮影!

大概の中小企業にはスキャナはありますけど、飲食店などはスキャナ無い方も多いと思います。そんな時はスマホで撮影してPDF化すれば、複数ページあっても1つのファイルにまとめられますのでご安心を。ただし、撮影時にコツがありますのでこちらを参照してください。

スマホで撮影してPDF化するコツ

複数のPDFを1つのファイルにまとめる(結合)方法

1つのファイルを10MB以下って難しい

多分これが一番の難関ですね。1つのファイルを10MB以下に抑えるって素人にはなかなか難しいです。PDFで取り込む際にグレースケールで取り込んだり、結合したPDFファイルを最新バージョンで保存し直すとか結構手間がかかります。

また、賃貸契約書が複数ある場合や、更新をまたいで2種類ある際などはページ数も増えてしまい25MB程度は余裕でいってしまいます。悩んだ方は是非こちらをご参照ください。

PDFファイル容量を極限まで小さくする方法

お役所が作った申請サイトの割にはキレイに作られているのですが、時間もなくて急いで作ったのでしょうね。申請者にもいろんなパターンがあるので「ん?」と思う部分はたくさん出てきますが仕方が無いです。

PDFに赤い丸を付けて保存する方法

少々面倒ですが、コロナで先行き不透明ですし、貰えるものはしっかり貰うためにも頑張って申請してみてください。皆さんのお役に立てれば幸いです。